青少年指導者養成プログラムで発表する参加者(25日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA)
国際ロータリー第2730地区(鹿児島・宮崎)ライラ実行委員会は25日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)で、「ロータリー青少年指導者養成プログラムRYLA(ライラ)」を開いた。ホストを務めた奄美中央ロータリークラブの会員ら約60人が出席。研修会には、金融・観光・自衛隊など、さまざまな分野から若手23人が参加した。奄美温泉大和ハナハナビーチリゾートを運営する㈱グレイ美術の浜崎哲義代表取締役会長による講演もあった。
RYLAは、30歳までの若い世代を対象とした短期集中型のリーダーシップ育成プログラム。 参加者が新しいスキルを学び、地域社会と関わることで、指導力を発揮することを目指している。今回は、「これからの奄美が必要とするリーダー」をテーマに開催した。
参加者は4グループに分かれ、▽観光▽産業▽文化継承▽自然環境保護―のテーマで、現状の課題点を洗い出し、対策を話し合った。
発表では、▽クルーズ船が入港する時間帯に飲食店が閉まっている(経営側の意識改革が必要)▽特産品の知名度が全国的に低い(親しみやすいネーミングによるブランディング)▽食文化・芸能・方言の衰退(教育課程の必修科目とし、SNS(ソーシャルネットワークサービス)での発信を増やす)―などの意見を取りまとめた。
研修に先立ち行われた講演で浜崎会長は、観光客を奄美大島全域に回遊させる滞在型観光を提唱。宿泊の中心となる奄美市に対し、「クルーズ船が入港する時間帯に、食事や買い物の場所を十分提供できていない。行政主導でミスマッチ解消に動いてほしい」と苦言を呈した。
研修に参加した㈱ねこのて(リサイクルショップ)の加賀香織さん(27)は「浜崎さんが、人と人のつながりを大事に奄美の発展を考えていると知った。共感する部分が多く感動した」と話した。
奄美中央ロータリークラブの皛納建悟会長(57)は「異業種の同世代と知り合うことで、気付きとチャンスが生まれる。研修を機会に、成長につなげてほしい」と話した。

