JAあまみ総代会

中期3か年計画を決定したJAあまみ第19回通常総代会(26日、アマホームPLAZA)

中期3か年計画決定
基本目標に所得増大・生産拡大・活性化
子牛取引頭数が減少

JAあまみ(窪田博州=ひろかず=代表理事組合長、正組合員8244人、准組合員8953人)の第19回通常総代会が26日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。2024年度事業報告及び余剰金処分案を承認し、中期3か年計画(25~27年度)、25年度事業計画及び関連事項などを決定した。窪田組合長は「肥料、飼料、燃料価格の高止まりなど農業を取り巻く状況は厳しい」とし、「経営コストの低減、所得向上が図られ、生産性向上を通じて健全強固な財務、収支基盤を確保し、経営基盤強化を進めていく」と決意を述べた。

総代数500人のうち本人16人、代理5人、書面421人が出席。24年度は、事業利益1億6674万8千円(前年度比268万3千円増)、経常利益2億4521万7千円(同3557万9千円増)、当期余剰金1億6889万5千円(同2863万9千円増)となった。自己資本比率は17・57%(前年度末実績14・27%)と、3・30㌽増加した。

当期未処分余剰金2億4704万4千円のうち余剰金処分額は2億729万円、3975万4千円を次期へ繰り越した。経営安定対策積立金2000万円、地域農業振興積立金1000万円、減損損失積立金7000万円に加え、建設積立金を創設し2000万円を積み立てた。

販売事業のサトウキビは、約35万4千㌧(前年産約34万1千㌧)とやや増加したものの、夏場の台風による生育への影響、11月の豪雨・長雨による影響などにより平均糖度は14・85%(前年産15・76%)となった。畜産は、優良繁殖雌牛更新加速化事業の活用により、課題となっていた母牛の高齢化・多産化の改善につながったものの、子牛セリ市の取引頭数は1万7333頭(前年度1万7703頭)と減少した。野菜全般は天候不良による影響などにより減少。バレイショも豪雨やヒヨドリによる被害が発生し小玉傾向となったことから単収が伸びず、収量は1万1685㌧(前年比82%)となった。

中期3か年計画の基本方針では、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標に掲げ、組合員・地域住民との対話を重視し「身近なJA」であるとともに、「農業・地域社会の守り手」としての機能を発揮し、協同組合として「事業と地域の持続可能な発展」に貢献できる組織運営を行うとした。また、基本戦略に①食料安全保障の確立に向けた取り組み強化②新たなツールなどを活用した組織・経営基盤の強化③業務のデジタル化による事業変革(DX=デジタルトランスフォーメーション=対応)の促進―を掲げた。

25年度事業計画の基本方針では、地域農業の生産基盤の拡充・農業生産コストの低減に取り組むとともに、各部門の収益確保に努め、加えて健全性の高い経営確保のため役職員教育の充実を図りつつ「内部統制の適切な運営」「コンプライアンス態勢の強化」「内部監査機能の強化」を進め、組合員・利用者が安心して利用できるよう努めるとした。