夏告げ「天城町マンゴー」本格出荷へ

県内のパイオニア「天城町マンゴー」の発進をアピールした(左から森田町長・神田さん・徳田さん)=16日、同町大津川

不作気味も品質良好
出発式で決意新た

【徳之島】天城町熱帯果樹生産組合(作山和久組合長、組合員32戸)は16日、同町大津川の生産農家・徳田武章さん(74)の園で「天城町マンゴー出発式」(町共催)を開いた。今季は開花期の低温による着果不足などの影響で全般的に不作傾向だが、品質は良好といい、関係者らは県内トップを切っての出荷開始に意気込みを見せた。

式には組合員をはじめ町、関係機関の代表ら約40人が出席。作山組合長はあいさつで「厳しい気象条件の中で、ここまでこぎつけたことに感謝したい」と述べ、徳田さんの今季の仕上がりを「一番良い作柄」と紹介。徳田さん自身も「台風などの影響なく、無事に出荷が続くことを願う」と話した。

来賓あいさつで森田弘光町長は「毎年この出発式で本格的な夏の到来を感じる。天城町は県内でも先駆的な存在であり、『マンゴーといえば天城町』と全国にアピールしていきたい」と強調。県徳之島事務所農業普及課の松本徹課長も生育環境を分析しながら関係者の努力に謝意を述べた。

町によると、今季のマンゴー生産面積は約5㌶で、収穫見込み量は約30㌧(前期比10㌧減)。販売見込み額は約1億65万円。ふるさと納税返礼品としては、今月14日時点で250件の申し込みがあったという。

式では関係者によるテープカットのほか、地元出身で現在は佐賀県武雄市のケーブルテレビ局に勤めるアナウンサー・神田美紅さん(26)が急きょ〝マンゴー娘〟に協力。贈答用の化粧箱に収められたマンゴーの本土発送を拍手で見送った。

収穫・出荷は8月20日頃までを予定している。問い合わせは天城町熱帯果樹生産組合(電話0997・85・4616)。