世界遺産センターで行われた館内ツアー
海洋プラスチックを使ったキーホルダー作り(26日、奄美大島世界遺産センター)
奄美市住用町にある奄美大島世界遺産センターなど周辺各施設で26日、「奄美・沖縄世界遺産の日」(7月26日)を記念した体験イベントが開かれ、親子連れなどでにぎわった。
世界遺産の日は、2021年7月26日の遺産登録決定を受け、奄美大島5市町村が自然遺産への理解を深めてもらおうと制定。同センターは1年後の22年7月26日、「黒潮の森マングローブパーク」内に環境省の施設としてオープンした。
開館3周年となるこの日は、〝住用で世界自然遺産を満喫しよう〟を合言葉に、周辺の各施設でさまざまなイベントが催された。
恒例となった遺産センター館内ツアーの午前の部には、親子連れなど24人が参加。森山和也事務局次長(44)の案内で、約30分の観覧を楽しんだ。
朝日小4年の田畑杏珠(あんじゅ)さん(10)、花莉(はなり)さん(6)、杏桜(あずさ)さん(4)の3姉妹は、「ケナガネズミのしっぽの先が白いことを発見した。でも、どうして」と首をかしげた。
森山さんによると「天敵から逃れるためのおとりの役目」とのことだったが、はっきりしたことは分かっていないという。
館内ミュージアムショップ前では、海洋プラスチックを使ったキーホルダー作りが人気を集めた。赤いクロウサギを仕上げた小宿小4年の福田心晴(こはる)さん(9)は「海洋ごみを考える機会になった。キーホルダーはまあまあいい出来。バッグのアクセサリーにする」と満足そうに話した。家族と出掛けた大和村のドライブで10匹を見たばかりだという。
奄美体験交流館では、ボルダリングやエア遊具で楽しそうに遊ぶ子どもの姿があった。大勝小3年の川畑陽菜(あきは)さん(9)は「今日は調子よかった。ホールド(手でつかむ突起物)の配置が難しく〝完登〟できないコースがあったので練習する」と意欲的だった。
「木工工芸みどりの里」であった木工品製作には、島内各地の小学生や観光客が次々と訪れた。参加者は、木製キーホルダーやスマートフォン立てなどを、電動工具などを使って作り楽しんだ。
この日は、各イベント会場を移動しながら終日楽しむ家族の姿も多く、満足そうな笑顔を見せる子どもたちの姿が見られた。

