奄美大島紬村で泥染めの工程を視察する中野国交相(中央)
12市町村との会合では視察に合わせて要望書も提出した
移住促進、沖縄交流具体化へ意欲
現場確認、首長や事業者と意見交換
中野洋昌国土交通相は6日、奄美大島を視察した。奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)に関わる事業者や施設を訪れ、地元生産者の取り組みや観光業の現状を確認。12市町村首長らと意見を交換した中野国交相は「昨年は奄振法も延長した。新しい移住定住促進、世界自然遺産に登録された沖縄との交流などを具体化し、振興につなげるよう一体で進めたい」と奄振法の充実へ意欲を示した。
国交相による視察は2023年11月以来約2年ぶり。視察には、藤本徳昭副知事、松藤啓介大島支庁長をはじめ、国や県、奄美群島広域事務組合の職員らが同行した。
奄美大島に入った中野国交相は、奄美市笠利町でバニラビーンズの栽培に取り組むAMAMIバリューを訪れ、移住や産業の可能性などを聞き取った。奄美漁業協同組合では漁港施設を見て回り、水産物の沖縄県への出荷状況などを確認。龍郷町の奄美大島紬村では、島が誇る伝統工芸品・大島紬の生産工程などの説明を受けた。
奄美市役所で行われた12市町村との会合では、藤本副知事、安田壮平奄美市長から奄美群島の開発推進に関わる要望者も提出された。あいさつした中野国交相は「奄美群島の振興に資するよう引き続き取り組む。地元のニーズや要望をしっかりと踏まえながら、必要な予算の確保、拡充に努めたい」と述べ、振興へ向けて意見を交わした。
視察後、中野国交相は記者団に対して奄美の印象を語り、「美しい自然、伝統文化の魅力をもっと発信できれば多くの人がやってくるポテンシャルはある。後押ししたい」と述べた。
7日は、大和村、奄美市、龍郷町を視察し、帰途に就く。

