イオン九州、今年度も寄付

奄美群島の農業・農村振興へ今年度もイオン九州による寄付金の贈呈があった(左が執行役員で鹿児島・宮崎事業部長の尾籠拓氏、右は大島支庁の出口洋農林水産部長)

ガイドブック増版など活用
大島支庁に165万円

 イオン九州は、「ご当地WAON(ワオン)」の一つ「あまみトロピカルアイランドWAON」利用金額の一部を奄美群島の農業・農村振興などに役立ててもらおうと今年度も県に寄付した。7日、大島支庁で寄付金贈呈式があり、寄付総額165万6461円の目録が手渡され、県からは感謝状が贈られた。寄付は栽培技術習得のためのガイドブック増版や統計資料の作成などに活用されている。

 贈呈式には、イオン九州㈱執行役員で鹿児島・宮崎事業部長の尾籠(おごもり)拓(ひろし)氏、鹿児島・宮崎事業部鹿児島西営業部長の杉野康盛氏、イオンプラザ大島店長の谷川祐一氏らが出席。大島支庁からは出口洋農林水産部長、中実農政普及課長らが出席した。

 尾籠事業部長はトロピカルWAONについて「2024年に1657枚、累計で4万8702枚発行した」と報告し、「奄美群島の環境保全に活用してほしい。今年7月からは奄美のために全国どこでも寄付できるようになった」と述べ、全国からの寄付額の増加に期待を示した。出口部長は奄美群島の農業・農村振興に多大な貢献をしているとして知事からの感謝状を贈った。

 WAONはイオングループが発行する電子マネー。イオンと県は、地域の活性化及びサービスの向上を図ることを目的とし、11年8月に包括連携協定を締結し、14年12月に「あまみトロピカルアイランドWAON」カードの発行を開始。カード利用金額の0・1%が県に寄付されており、今回の寄付金を含めた累計寄付総額は1240万997円に達している。

 寄付金の活用状況では、「奄美たんかん」ガイドブック(基礎編)の増版や24年度奄美農林水産業の動向など各種統計資料の作成・配布がある。離島産マンゴーの航空便代替輸送実証、サトウキビと肉用牛の耕畜連携による粗飼料確保に向けた取り組みにも役立てている。