黒糖焼酎部門大賞に選ばれた「朝日・甕壺貯蔵」を手に喜禎社長
酒販店がその年に最も飲んでほしい本格焼酎を決める「第4回酒屋が選ぶ焼酎大賞」の黒糖焼酎部門で、喜界町の朝日酒造が造る「朝日・甕壺(かめつぼ)貯蔵」が最高位にあたる大賞に選ばれた。第2回「神喜の目覚め(シェリー樽熟成)」、第3回「南の島の貴婦人」に続き3年連続での大賞受賞に、喜禎浩之取締役社長は「最大限の評価をいただいた。連続での受賞は自信につながる」と喜びを語った。
賞は、コロナ禍で消費が落ち込む飲食業界や日本酒・焼酎業界を盛り上げようと2022年に始まった。今年は、芋、麦、米、黒糖、泡盛の5部門に、全国の酒販店110店が推奨する計223銘柄がノミネート。審査はブラインドテイスティング形式で行われ、各部門から大賞1点、優秀賞2点が選ばれた。
このうち黒糖焼酎には30銘柄がノミネート。大賞に選ばれた「甕壺貯蔵」は、原酒15年、かめで5年以上熟成した少量生産の古酒で、審査員からは、ラムレーズンのような「深い甘み」、かめ独特の「複雑な風味」に高い評価が寄せられたという。
喜禎社長は「常日頃から焼酎造りに向き合ってきたことが評価されて本当にうれしい」と話した。今後は自社生産や有機栽培といったテーマを軸に、島固有のみかんなどを使ったリキュールやスピリッツの製造にも力を注いでいく予定で、「これからも喜界島に還元できるもの作りを強化していきたい」と語った。
同社は1916(大正5)年に創業し109年目。喜禎社長は4代目で、「喜界島を伝える」「安全安心なもの作り」をモットーに運営。黒糖焼酎のおいしい飲み方については「ソーダ割り」を薦めている。
なお黒糖焼酎部門の優秀賞には、「長雲・一番橋」(山田酒造)、「昇龍・GOLD」(原田酒造)が選ばれた。

