「待ったい!詐欺かも」

奄美署は、電子マネープリカを入れる封筒を作製し、詐欺被害防止に乗り出した(21日、奄美署)

 

 

 

 

〝シマ口〟封筒で被害防止
奄美署など水際対策へ

 

 

 うその電話で相手を信じ込ませ、お金やカードをだまし取る特殊詐欺(うそ電話詐欺)を未然に防ごうと、奄美署と奄美大島防犯団体連絡協議会はこのほど、「待ったい!詐欺やらんなっ!」と書かれた封筒を作製、水際対策に乗り出した。

 巧妙な手口で金品をだまし取る特殊詐欺の中で近年増えているのが、パソコンの画面に「ウイルスに感染した」などという警告文を表示し、お金をだまし取るサポート詐欺の手口。

 2023年頃から増え始め、24年度の被害額は全国で約10億円に上る。コンビニなどで販売している電子マネー(プリペイドカード)を購入させ入金させるのが特徴で、同署管内でも7月までに1件発生し、約350万円がだまし取られたという。

 同署生活安全課は、こうした被害を未然に防ごうと、販売時にカードを入れる啓発用封筒500枚を7月に作製した。

 封筒には、奄美大島の方言で「はげっ!待ったい!うり、詐欺やらんな!」(ちょっと待って。それ、詐欺かも)と書かれており、入金前に思いとどまってもらう狙いがある。

 同課の神之真一警部補(39)がアイデアを出し、奄美市名瀬出身の少年補導職員、下田繭子(まゆこ)さん(48)が方言に直した。現在、管内のコンビニエンスストアやドラッグストアなど11店舗に配布中だという。

 神之警部補は「被害者が、詐欺だと気づく瞬間を生み出すことが出来たらと考えている。今後も、奄美大島から詐欺の被害を出さないよう努めていきたい」と話した。

 同署は今後、電子マネープリカを販売する店舗での声掛け訓練なども考慮していくという。