「戦後80周年、幸せな未来へ!」――保育園児から96歳までが共演し、平和の尊さを訴えたパフォーマンス劇=8日、伊仙町ほーらい館
世代超え平和の尊さ訴える
学習成果一堂に
【徳之島】戦後80周年を記念した第45回伊仙町文化祭(町文化協会主催)が8日、同町ほーらい館であった。戦中派の96歳から保育園児まで幅広い世代の共演で平和の尊さを訴えるパフォーマンス劇も登場。伝統芸能や生涯学習の成果が舞台・展示の両部で披露され、称賛の拍手が送られた。
約350人を迎え午後1時半に開会式。町文化協会長の福清千美子さん(終戦の年生まれ)は、奄美群島日本復帰運動など体験に触れながら「発表を通して、心豊かな生活を築いていただければ」。伊田正則町長も祝辞で「先人から受け継いだ伝統文化を未来へつなぐことが重要」と継承の意義を強調した。
発表は、徳之島福祉会と併設の認定こども園の園児ら総勢約40人が、出征兵士との別れや平和な日常の喜びを描いたパフォーマンス劇で開演。「戦後80周年、幸せな未来へ!」のメッセージに共感が広がり、会場は温かい空気に包まれた。
舞台発表には日舞・琉舞をはじめ島唄や三味線、「上面縄ションマイカ保存会」などの民謡保存会、ダンスグループなど計19団体が出演。日頃鍛錬を重ねた演目が次々と披露して観客を魅了した。
ロビーで同時開催された展示部門では、書道、生け花、短歌、フラワーペイントなど、幅広い年代の作品が並び、多様な創作活動の息吹を伝えた。
平和と文化継承への願いを掲げた同文化祭は、世代を超えて響き合う一日となった。

