子どもの居場所「コランネ」の新拠点の完成を祝福して期待を寄せ合った関係者

「コランネ」の外観=13日、徳之島町神之嶺
【徳之島】子育て支援や子どもの健全育成に取り組む徳之島町のNPO法人「親子ネットワーク・かじゅまるの家」(野中涼子理事長)が運営する子どもの居場所「コランネ」の新たな拠点施設が同町神之嶺に完成した。日本財団や徳之島3町長ら当局も招いた移転・開所式が13日に行われ、今後の活動充実に期待を寄せた。
「コランネ」は、日本財団が全国で展開する「子ども第三の居場所」事業のコミュニティーモデルとして2023年度に開設。これまで同町井之川の町営コワーキングスペースを間借りし、新型コロナ禍の影響を受けながらも、週3日、小中高生を対象に学習支援や自然体験、食事の提供などを行ってきた。
完成した待望の新拠点は、同島の最高峰「井之川岳」(645㍍)を眼前に臨む神之嶺小学校近くに建設された木造平屋建て・延べ床面積約199平方㍍。日本財団の全額支援で整備され、子どもたちが安心して過ごせる専用施設として待望の移転となった。
日本財団による支援最終年度の今年10月からは、徳之島町、天城町、伊仙町の3町による児童育成支援拠点事業の適用も決定。式には日本財団をはじめ各町長・副町長や担当職員らも出席した。
野中理事長(49)は概要説明の中で「島の子どもたちの未来を守り、子宝の島・徳之島で楽しく安心できる子育てを支えたい。子どもたちが未来に向かって輝ける土壌づくりを応援していきたい」と新たな決意も述べた。
高岡秀規徳之島町長は祝辞で「出生率日本一の背景には、親子の絆や子どもへの愛情といった〝人間力〟もあると思う。子どもを育てやすい環境づくりや、多様な価値観、自己肯定力を育むことが人口減対策にもつながると思う」。日本財団本部はビデオメッセージも寄せて期待を示した。
「コランネ」の開所時間は月曜・水曜が午前11時~午後8時、土曜が午前9時~午後5時。学校の長期休業中は午前9時から午後5時まで利用できる。問い合わせは電話090・2738・7917(暫定)。

