内容・外観の順調な仕上がりが評価された、群島品評会出品のタンカン(6日の審査会場)
2025年度奄美群島タンカン品評会(奄美群島農政推進協議会、JAあまみ主催)の審査結果が9日、発表された。階級ごとに金・銀・銅賞(各1点ずつ)が選出され、L階級(1箱18玉)、2L階級(同14玉)とも最高の金賞を喜界町がダブル受賞した。同町の果樹振興会は「町や県の技術指導員の指導の下、肥培管理に努めてきた結果」と喜んでいる。
品評会には前年度を8点上回る63点が出品された。階級別の糖度は、▽L=平均11・8度(前年度10・9度)、最高13・0度(同12・0度)▽2L=平均11・5度(同10・7度)、最高12・8度(同11・7度)―といずれも上回った。平均酸度はLが1・13%(同0・85%)、2L1・09%(同0・83%)となり、糖とのバランスがとれているほか、まだ酸が残っていることからさらに糖の上昇が見込まれる。
審査委員長を務めた県農業開発総合センター大島支場の福田健支場長は「上位入賞者のタンカンは平均糖度が11度を超えるものも多く、素晴らしい果実が出品されていた。外観は、全体的に色のりが良く、上位入賞したものは鮮やかな紅色に仕上がり、病害や傷果も少なく、きれいな果実となっていた」と講評した。
共に喜界町の金賞受賞者は、Lが園田裕一郎さん、2Lが高岡果樹園(高岡清信代表)でいずれも初めて。昨年の銀賞から連続受賞となった高岡さん(65)は、町果樹振興会の会長を務める。園田さんも会員だ。今月5日には同町で初めてとなる「喜界産たんかんはさみ入れ式」を主催した。高岡さんは「喜界島は果樹農業ではマンゴーが盛んだが、タンカンも振興していきたい。現在の会員は15人ほどで、会員も増えてきている。タンカンのほか、花良治(けらじ)ミカンを新植する農家も出ている。講習会も開催しており、果樹農家としての意識を高めていきたい」と語った。はさみ入れの際には、次世代育成へ子どもたちに農業に興味を持ってもらおうと、収穫体験も企画したという。
10日午前10時から各階級の受賞品が奄美空港到着ロビーで展示される。
金賞以外の審査結果(受賞者)は次の通り。(敬称略)
【L階級】銀賞=元井雄太郎(奄美市)▽銅賞=金城良洋(同)
【2L階級】銀賞=清水一郎(伊仙町)▽銅賞=元井雄太郎(奄美市)
【審査員特別賞】大海昌平(大和村)
【奨励賞(大島支庁長賞)】泰山武人(宇検村)

