奄美SDGsフェア

地域資源を活用した〝特別な体験〟ツアーを提案した大島北高校(15日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA)

 

 

 

地域資源活用ツアー提案
高校生が成果発表

 

 

 持続可能な開発目標(SDGs)を推進するためのイベント「未来をひらく奄美SDGsフェア」が15日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。約70人が参加。市内3高校が、企業・自治体などの支援の枠組み「高校未来コンソーシアム」による探究成果を発表。地域資源を活用した体験型観光ツアーを造成するなど、斬新なアイデアを出し合った。別会場では、SDGsをテーマにしたブース展やワークショップなども開かれた。

 同フェアは、SDGsに取り組む企業・団体などで構成する同市SDGsプラットフォームと奄美市の共催。

 基調講演では、NPO法人ゆいむすび実行委員会の黒瀬美樹理事長が、テレビ放送された赤木名小学校児童による海岸漂着ごみを使ったアート制作の様子を映像で紹介。ビーチクリーンを中心とした同法人の活動などについても説明した。

 成果発表で大島北高は、体験型の観光ツアー2案を提案。「コーヒー体験」は、節田集落にある栽培農園を舞台に、見学・焙煎(ばいせん)・試飲・新感覚スイーツ(グルメ)を味わうコースで、〝特別な体験〟を提供するというもの。焙煎器や島バナナスコーンを試作、「その時、その場所でしか味わえない価値」を創出した。

 情報処理科の提案は、宇宿貝塚史跡公園での〝記憶に残るワークショップ〟の運営。AIでデザインしたキャラクターを使ったスタンプなどを作る内容で、売り上げ・経費を考慮した収益予想を立てて提案した。

 安田壮平奄美市長は「コーヒー体験ツアーは絶対成功する」と発言、「公園の認知度アップも図れる。ぜひ進めてほしい」と背中を押した。

 奄美高校は、企業とのコラボレーションによる特産品創出プロジェクト、大島高校は、サンゴ白化の原因を淡水・海水の「元素分析」によって考察する調査結果などを発表した。

 50歳代の女性は「よく考えられた提案だった。現代の高校生は頼もしい」と感心しきりだった。

 SDGsポスター展の入賞者表彰式も行われた(入賞者は後日掲載)。