沖永良部高エイサー部県大会で最優秀賞

県郷土芸能専門部発表大会で最優秀賞に輝いた沖永良部高校エイサー部(提供写真)

4年連続で全国大会出場決める

 【沖永良部】2019年度第14回鹿児島県郷土芸能専門部発表大会が11日、日置市の伊集院文化会館であった。伝承芸能部門に出場した沖永良部高校エイサー部が最優秀賞を受賞し、4年連続で全国大会への出場を決めた。

 大会には、伝承芸能部門に4校、和太鼓部門に6校が出場。同部は、島の伝統芸能「畦布の獅子舞」や「正名ヤッコ」、伝統エイサーなどを取り入れた約12分間の演目を披露した。

 8月に3年生が引退し、1年生2人と2年生15人で大会に臨んだ。新キャプテンの石黒芽依さん(2年・17)は「本番まで焦りと不安しかなかった。4年連続で全国大会出場を目指していたので、そのプレッシャーも大きかった」と話す。大会用の演目は、部員全員でアイデアを出し合い完成させたもの。「意見がぶつかることも多く、練習が不十分なところもあったが、みんな笑顔で踊り切れた」と大会を振り返った。

 帰島したメンバーは15日、知名町下平川公民館で祝勝会を開催。参加した保護者の1人は「1・2年生だけで大変だったと思う。みんなが踊っている姿を見ると、癒されるし、元気をもらえる。全国大会に向けて頑張って欲しい」と激励した。

 石黒さんは「部員一人一人が切磋琢磨して、今よりレベルアップした演技を見せたい」と意気込みを語った。

 第44回全国総合文化祭の郷土芸能部門は、来年8月3~5日に高知県須崎市立市民文化会館で行われる。