龍郷町防災会議

地域防災計画の修正案が報告された龍郷町防災会議(23日、龍郷町生涯学習センターりゅうがく館)

南海トラフ地震など追加 地域防災計画を修正案報告

2022年度龍郷町防災会議(会長・竹田泰典町長)が23日、同町生涯学習センターりゅうがく館講堂であり、町地域防災計画の修正案を報告した。行政や消防、警察の他、陸上自衛隊奄美警備隊、名瀬測候所など計36人が参加。委員に対する委嘱状交付も実施。21年度に大幅な見直しが行われた同計画に、南海トラフ地震防災対策推進計画、また、陸防災計画の策定地区である円集落の同計画の修正案を報告。後日、書面決議される予定。

同町では、毎年行われている災害対策基本法の改正、防災分野の最上位の計画である国の防災基本計画、また、鹿児島県地域防災計画の改正などにあわせ、21年度の防災会議で町地域防災計画の大幅な見直しを実施。書面決議で承認された。

今回の修正案の内容は、▽南海トラフ地震にかかる地震防災対策の推進に関する特別措置法に規定する同地震防災対策推進地域指定に伴う「南海トラフ地震防災対策推進計画」の追加▽「資料編」として各種防災マニュアルなどを追加。うち地区防災計画の策定地区として「円集落地区防災計画」を追加―などの2点。この日は報告のみとなり後日、書面決議される予定。

また会議の後半、気象に関する防災講演として名瀬測候所地域防災官の宮崎隆盛氏が登壇。「大雨の情報の活用」と題し、奄美地方における防災課題などの説明がされた。