SUP使ってごみ拾い

SUPにごみを乗せて移動する参加者ら=与論町=(提供写真)

与論町B&G海洋センター「きれいな海を守ろう」

【沖永良部】海洋ごみについて考える「海ごみゼロウィーク」(5月28日~6月12日まで)に合わせて、与論町B&G海洋センター主催の「海ごみゼロツーリング」が先月29日、同町で行われた。海洋クラブの児童16人と保護者ら10人が参加。ボードに乗りパドルを漕いで移動するスタンドアップパドルボード(SUP)を使って、町内4海岸の漂着ごみを拾い集めた。

海ごみゼロウィークは、日本財団と環境省が推進する「海と日本プロジェクト」の一環。B&G財団では、海ごみゼロウィーク(春と秋の2回)に合わせて、全国一斉清掃活動「海ごみゼロフェスティバル」と銘打ち、全国の海洋センターと海洋クラブでごみ拾いイベントを実施している。

この日は、長さ約5・5㍍のメガSUPを使い、同町茶花のコースタルリゾートビーチを出発点に、茶花海岸、ウドノス海岸、アイギ浜の4カ所を巡った。

参加者は、海洋センタースタッフの指導を受けながら、消波ブロックに絡まった漁網やロープのほか、海岸に漂着したペットボトルやマイクロプラスチックなどを拾い集め、SUPに乗せて移動した。

同町B&G海洋センターの田中裕士さんは「島のきれいな海に誇りを持ち、ごみを拾うことを習慣にしてほしい」と話した。