東京競馬場で徳之島物産展

徳之島の物産をアピールするスタッフたち


島の恵みに誘われて興味を示す来場者たち

ジャガイモ、タンカン大人気

 【東京】東京都府中市にある、日本中央競馬会(JRA)の東京競馬場で、このほど徳之島の物産展が開催された。場内のホールには、ジャガイモ、タンカンのほかパパイア漬けや純黒糖なども並べられた。島の魅力あふれる食材に多くの人が訪れていた。

 「鹿児島徳之島物産展」があったのは、日本ダービー(東京優駿)などが開催される、競馬の聖地・東京競馬場のフジビュースタンドの一角。イーストホールで18、19日に行われた。広大な競馬場だけに「迷った」と苦笑しながら訪れた出身者も目立った。

 同物産展は、2年前に伊仙町へ移住した元JRA職員で㈱モスク・クリエイションの星昌子さんの提案などで実現したもの。「総務や秘書など27年間お世話になったJRAと母(晴江さん)の古里をつなげられました。中山競馬場などでもできればいいですね」と言葉を弾ませていた。

 タンカンは1㌔で600円、ジャガイモは500㌘一袋200円の手頃価格で(ゲートイン)並んだ。JAあまみ徳之島事業本部園芸課の叶貴嘉(かないあつよし)課長は「今年のタンカンはいいですよ。ジャガイモも1月の寒波で被害に遭ったが、出来はいい」と期待を掛けていた。競馬観戦に訪れた人たちは、突如現れた「南の島の恵み」に興味を示していた。

 東村山市からやって来た、奄美市出身の上原一美(ひとみ)さんは「安いし、うまい。小分けにされていて、友人に配りやすい」と笑顔でジャガイモを10袋買い求めていた。

 太陽を浴び鮮やかなオレンジ色と、島の養分を蓄えた土色が競馬ファンからも支持されデッドヒートを展開。タンカン500㌔は19日午前中には売り切れ、ジャガイモも800㌔を終了間際には売り切った。東京競馬場の一角には、かんきつの甘い香りと一足早い「春一番」が吹き抜けていた。