14日から平均206・5円に

14日から奄美大島のレギュラーガソリンの平均価格は1㍑あたり206・5円に引き上げられる(奄美市内にある給油所で)

奄美大島、ガソリン価格上昇
都道府県別 最高値は鹿児島県

経済産業省が9日発表した石油製品小売り市況調査(7日時点)によると、レギュラーガソリン1㍑あたりの都道府県別価格は鹿児島県の194・5円(税込み)が全国最高とった。運送コストが加算される離島はさらに上昇し、奄美大島は14日から平均206・5円(同)で、前月に比べ3円高となる。

調査を委託されているのは資源エネルギー庁で、離島は月に1回の調査だが、それ以外は1~2週間に1回の割合で行っている。全国平均小売価格は186・3円となり、前週調査から1円40銭高に。地域別でみた場合、北海道・東北185円、関東・中部186円、近畿185円、中国187円、四国・九州・沖縄189円。

都道府県別で全国最高値は鹿児島県だが、次いで高知県(193・7円)、長野県(193・1円)と続く。鹿児島県の前週比は2円高。業界関係者によると、全国的に見た場合、中東から原油を運ぶタンカーが接岸する太平洋側などの海沿いにある製油所から離れた地域ほど石油製品の小売価格は高い傾向にあるという。

奄美大島と喜界島を管轄する県石油商業組合大島支部(川上利治支部長)。組合理事として6社(五十音順で有村商事、岩崎産業、大島石油、大豊石油、竹山産業開発、吉田商事)が加盟している。ガソリン小売価格について川上支部長は「燃料価格の激変緩和措置が今年1月から撤廃(補助金なし)されたこともあり、平均では200円台に突入しているが、4月がピークではないか。原油相場が下がっており、為替相場を含めて変動を注視していきたい」と語る。

価格は6社の平均で、それぞれの業者の給油所、さらにセルフサービスかフルサービスかによって違いがある。セルフとフルで1㍑あたり5円の差とした場合20㍑では100円の差となり、セルフがお得だが、フルは点検などを含めてサービスが手厚い。考慮しながら判断していくことになりそうだ。

群島のうち徳之島、沖永良部島、与論島の南部は輸送コストがさらにかかることから、北部の平均に比べ10円ほど割高となっている。なお、離島への支援として国は離島ガソリン流通コスト支援事業により1㍑あたり10円補助している。一方で、ガソリン税には同25・1円が上乗せ(暫定税率)されていることから、「暫定税率を廃止することで離島への支援がより実感できるものになるのではないか」との声も業界から出ている。

ガソリン価格の上昇を受けて自民、公明、国民民主3党の幹事長は今月4日、国会内で会談。この中では6月から来年3月まで同価格を定額で引き下げることで合意(引き下げ額は今後調整)している。