子どもたちとハイタッチを交わす森保一監督(27日、奄美市笠利町の太陽が丘総合体育館)
安田壮平奄美市長(左)と対談する森保監督
監督の講話を聞く聴衆ら
サッカー日本代表の森保一監督による「奄美大島の未来を担う子どもたちへ」と題した講演と安田壮平奄美市長との対談会が27日、同市笠利町の太陽が丘総合体育館であった。未就学児~一般約千人が来場。森保監督は「苦しい時も楽しみながら乗り越えていってほしい。楽しむことを忘れずに頑張れ。何があっても俺は頑張るという強い気持ちを持ってほしい」などと子どもたちにエールを送った。
森保監督は長崎県出身。長崎日大高を経てサンフレッチェ広島などでプレーし、日本代表にも選抜された経験もある。2018年からは日本代表の監督を務めている。
今回の講演は同市笠利町のホテル・THIDAMOON(ティダムーン)の肥後勝代代表取締役が共通の知人を通して森保監督と知り合い、プライベートでも奄美を訪れていたことなどから肥後代表取締役が森保監督に依頼。奄美市サッカー協会なども協力した。
自宅でも世界中のサッカーを見ており、自身を『メモ魔』と語った森保監督は「奄美の子たちを中心に語れるのはうれしい」と語り、奄美の印象については「空港に着いた瞬間、空気がいい。あと人が温かい。サッカーをされている人はもちろん島民の皆さんに温かい印象を感じる」と述べた。自身の経験も踏まえて「何のスポーツでもいいので体を動かすことで、人と触れ合い、心身共に健康になってほしい。また、サッカー日本代表の試合を代表選手になったつもりで見て一緒に世界と戦ってほしい」などと語った。
後半では、安田市長と対談した森保監督は「選手への指導方法もサッカーの現場も日常生活も常に変化している。これまでやってきたことは忘れず、変化に対する対応力を自分自身に問い掛けている。選手たちの成長を促せるように、日本代表として世界とどうやって戦っていけるかを模索している」などと語った。
対談では市民などから寄せられた質問があり、小学生のサッカー選手に求めることに対しては「自分の武器を磨き、仲間を大切にしてほしい」。座右の銘は「継続は力なり」、リフティングは「100回程度できる」などと森保監督は丁寧に答えた。
講演を聞いた小宿中1年の池畑虹音さん(12)は「監督として強い責任感があるのを感じた。すごいと思った」と話し、サッカーをしている同中1年の伊集院杏美さん(同)は「サッカーのことを詳しく話してくれてうれしかった。テレビで見たのと一緒でかっこいい」と語った。
講演会の終盤では森保監督からサインボール、ユニフォームが当たるじゃんけん大会もあったほか、講演前にはサッカー教室もあり、小中学生らが森保監督からドリブルなどのアドバイスを受けた。

