今年も瀬戸内パッションブランド産地協議会から、松藤啓介支庁長に特産のパッションフルーツが贈られた
瀬戸内パッションブランド産地協議会(里山正樹会長、会員28人)は27日、昨年に続き県大島支庁を訪れ、集出荷のピークを迎えている特産品のパッションフルーツを松藤啓介支庁長に贈呈した。果実分析により平均糖度が4年連続18度超と高品質を誇り、松藤支庁長はほおを緩めながら香りと味の良さに満足していた。
PR活動の一環。「奄美に異動してきた県職員の皆さんに、瀬戸内町産の特性を知ってほしい」と産地協が始めた。
里山会長(52)と町農林課職員が表敬訪問し、支庁長室で里山会長が松藤支庁長にLサイズ12個入りの化粧箱二箱(3㌔)を贈呈。試食もあり、松藤支庁長は「室内に広がるほどまず香りがいい。南国特有の香りの良さ」と感想。味については「とても甘くておいしい。しっかりとPRさせていただく」と語った。里山会長は今期産の仕上がりについて「昨年は春先の低温で2~3月に花が落ちる影響が出たが、今年はそれほどなく生産が安定している」と説明し、量が追い付かないほど全国から注文が寄せられているという。
「北海道から沖縄・石垣島まで発送している。石垣島はホテルからの注文。同島でもパッションフルーツは栽培されているが、『奄美(瀬戸内町産)の方が甘い』として品質の良さを評価していただいている。一度食べたら、また食べたいとなるようだ」と里山会長。今月25日には果実分析検討会があり、主要品種ルビースターの平均値は18・1度、最高は19・2度に達した。高品質のパッションフルーツが生産されていることについて里山会長は「収穫を前にした5月には産地協として会員のそれぞれのほ場を巡回しており、お互いに意見を出し合うことで(品質を良くする)共通認識につながっているのではないか」と話した。
大島支庁農政普及課によると、会員のうち認定農業者が12人いる産地協の栽培面積は2・5㌶(2024年度実績2・5㌶)、生産予定量は38㌧(同29㌧)。「瀬戸内パッション」で商標登録しており、「皇室献上産地」として知られている。同町では1999年度から無加温ハウス栽培を推進しており、これにより青果用に向けた高品質果実生産が可能となった。

