ペットボトルを利用した〝ラッコ浮き〟で命を守る方法を学んだ児童(12日、大和村村民プール)
大和小で水難事故防止教室
「子どもだけで海に行かないで」
大和村の大和小学校(池上祥一郎校長、児童33人)で12日、奄美海上保安部の職員が指導する水難事故防止教室があった。隣接する村民プールに服を着たまま集合した児童31人は、着衣水泳の難しさを体験し、ペットボトルを使って仰向けに浮かぶ〝ラッコ浮き〟を実践で学んだ。海保職員は繰り返し「子どもだけで絶対に海に行かないことが一番の事故防止策」と訴えた。
子どもの水難事故は、夏のレジャーシーズンに多く発生し、悲惨な結果となるケースも多い。6月には、福岡県の海岸で遊んでいた子ども6人のうち2人が溺れ、1人が死亡する事故が発生したばかり。
指導した同保安部交通課の黒岩美和さん(47)と中野敬大さん(27)も随所で「子どもだけで海や川に行かない」ことを強調した。
教室はまず、服を着たまま水に落ちた際の対処法を教えた。モデルになった上級生がプールに入り泳ごうとするが、水を吸った服が重くなり浮くことができなかった。
黒岩さんが、仰向けになって体の力を抜く〝ラッコ浮き〟を教え、「もしもの時はあわてずに、この状態で救助を待つこと」が命を守る方法だと教えた。
泳げない子どももいたが、ペットボトルを使って楽に浮く方法を教わり、真剣な表情で取り組んだ。
1年の森稀丞(きすけ)君(6)は「海に行く時は父ちゃんと一緒に行く。もしもの時は父ちゃんに助けてもらう」と答え、2年の澤山樹里さん(7)は「服を着て水に入ると体が重い。ラッコ浮きして身を守る」と話した。
黒岩さんは「夏になると、バーベキューなどで飲酒し海や川で事故になるケースが増える。大人が子どもの模範となってほしい」と訴えた。

