「島っちゅ農HOUSE」の完成を祝いテープカットを行う関係者
喜界町 旧校舎改修し宿泊施設
農業の働き手確保に期待
島外から訪れた農業従事者らをサポートする宿泊施設「島っちゅ農HOUSE」が8日、喜界町小野津にオープンした。旧小野津小学校の校舎1階を改修し、長期滞在や短期宿泊に対応できる施設に整備し直した。現地では開所式があり、新たな働き手確保や、就農を志す担い手の掘り起こしなどに期待を寄せた。
島の基幹産業である農業の労働力不足解消などを目的に喜界町が整備した。県大島支庁の地域振興推進事業(約5割)を活用し、総額約525万円をかけて改修。運営は、小野津地域文化等宿泊体験学習施設(喜島和代会長)に委託した。
宿泊施設は、相部屋のドミトリータイプで、各部屋2段ベッド4台を設け、2部屋で最大16人が寝泊まりできる。個人用ロッカーやキャビネットを備えたほか、食堂スペースなども2階にある同学習施設が運営する宿泊施設と共有できる。
開所式には、町や集落の関係者ら約20人が訪れ、農業新拠点の完成を祝福。隈崎悦男町らがテープカットを行い、施設の門出を喜んだ。
同町農業振興課担当者は「町運営の無料職業紹介所(喜界町農業版ハローワーク)などと連動することで、農業部門の労働力不足解消に貢献できれば」と話し、「施設は一般利用も可能で、小野津集落の活性化にも寄与できれば」と期待した。
宿泊は農業目的優先で、利用料金は初日2500円で、2日目以降が1日1500円。一般は2日目以降も2500円で、予約は2025年度内に限り同課で受け付けていく。

