現場でお絵描き、思い出作りも

水路にあたるトンネルの上で絵を描く名瀬中1年の生徒たち

平良建設 名瀬中生徒招き工事見学会

 建設業に親しんでもらおうと、平良建設(平良亮代表)は12日、国道58号おがみ山バイパス事業にかかわる工事見学会を奄美市名瀬真名津町の現場で開いた。名瀬中学校(中熊一仁校長)の1年生55人が招かれ、川の水路を迂回(うかい)させる工事を見学。現場監督から工事の説明を聞いたり、工事中のコンクリートに絵を描いたりと、建設業の仕事に理解を深めた。

 工事は同バイパス事業の一環で、トンネル南側出口近くにある川の迂回工事を平良建設が手掛けている。ボックスカルバートと呼ばれる四角い筒状のコンクリートを新たな川の水路としてトンネル状に敷設する工法で、今年7月に着工した。

 生徒たちは、工事について説明を受けた後、縦2・4×横4・5×長さ22・0㍍の薄暗いトンネル内へ。その巨大な構造物に関心を深め、担当者への質問を繰り返していた。

 見学後は、コンクリート上部をキャンパスに見立て、チョークを手に思い思いの絵や文字を描いた。アニメキャラクターや自分の名前などをみんなで楽しそうに描き、学校の前で行われる工事現場に思い出を残していた。

 友原禄さん(13)は「学校前でこんな大きな工事が行われていることに驚いた」と笑顔で述べ、「普段は何げなく見ている川も、多くの人の工夫や努力によって守られているのだなと感じた」と話した。

 案内した山名樹現場監督は「10年、20年後に思い出として振り返ってほしい。建設業に興味を抱くきっかけにもなれば」と話していた。