上野公園で「西郷隆盛生誕祭」にぎやかに開催

はつらつと奏楽を披露する岩倉高校吹奏楽部


祭文奏上をする内弘志さん


西郷像前で「永良部百合の花」を奉納する東京沖洲会

奄美群島関係者が多数参加

 【東京】台東区上野公園の西郷隆盛像前でこのほど、「西郷隆盛生誕祭」がにぎやかに開催された。澄み切った青天の下、同生誕祭の発起人や奄美群島関係者らが多数参加。式次第に沿って偉業を新たにするとともに、再会を誓い合った。

 同生誕祭は、「西郷隆盛に学ぶ『敬天愛人フォーラム21』」(代表世話役・内弘志さん)が主催。「公益財団法人 西郷南洲顕彰会=鹿児島市」「和泊西郷南洲顕彰会=沖永良部島」「西郷隆盛敬天愛人の会=東京」などが後援。24回目となったもの。

 勇壮な出羽三山の山伏によるほら貝演奏で開幕。岩倉高校吹奏楽部による奏楽が披露された。軽快なリズムと「ああ上野駅」など懐かしのサウンドが鳴り響いた。出席者全員で「敬天愛人の教え」を唱和、内代表世話役は「世界の平和のため、西郷先生の教えをしっかりと受け継いでいく」としながら「祭文奏上」をした。「世界で愛される西郷さん」として、勝海舟の玄孫・高山(こうやま)みな子さんが登場。島津斉彬公を介した関係を説明しながら「(西郷と勝は)新しい日本をどうつくっていくかの気持ちは一緒だった」と語った。

 全員で玉串奉奠(ほうてん)の後、来賓を代表して関東鹿児島県人会連合会の坂元隆也会長があいさつ。「西郷さんの教えを基に明るく、元気に連合会を運営したい」と述べた。また、「西郷公の精神と、その教えは不変の指針だ」とする塩田康一鹿児島県知事のメッセージも代読で紹介された。西郷家直系四代目・西郷吉太郎さんも参列した。

 その後、詩吟や踊りなどが披露された。東京沖洲会は「永良部百合の花」を三線(サンシン)に合わせて踊り、拍手が沸き起こった。その後、全員が参加しての「鹿児島おはら節」へ。開催日は休日とあって、国内外からの観光客が注目。多くの視線を浴びた参加者たちは、踊りながら笑顔を交わし生誕祭を祝った。