上武大が徳之島キャンプ入り

徳之島春季キャンプ通算15回目の上武大硬式野球部1軍一行(歓迎セレモニー)=13日午前、徳之島空港で

大学野球「日本一」奪還へ
通算15回目、特産品で歓迎

 【徳之島】大学野球の強豪・上武大学硬式野球部(群馬県、谷口英規監督)の1軍選手とスタッフ計約60人が13日、徳之島町で春季キャンプを開始した。徳之島空港では町主催の歓迎セレモニーが行われ、官民一体となって旬の特産品を贈り激励した。キャンプは同町健康の森総合運動公園野球場を拠点に24日まで実施され、期間中は社会人野球の強豪・Honda熊本硬式野球部とのオープン戦も予定されている。

 同町での春季キャンプは、谷口監督と徳之島出身有志との縁で2007年2月に始まり、新型コロナ禍の中断を挟み、今春で通算15回目の来島に。上武大はこの間、13年度の第62回全日本大学野球選手権大会で悲願の初優勝を果たし大学日本一に輝いたほか、22年度の関東地区大学野球選手権大会で8年ぶり5度目の優勝。関甲新学生野球連盟の春・秋季リーグ戦も連覇するなど、全国屈指の実力校として知られる。

 徳之島空港では、徳之島町や教育委員会、観光連盟などの関係者が歓迎幕を掲げ、精悍(せいかん)な表情の選手団を出迎えた。福宏人町教育長はあいさつで「上武大のキャンプは2月の島の風物詩のようになっている。世界自然遺産の島で鍛え、4月からの大学野球春季リーグでの活躍を期待している。島民を挙げて応援したい」とエールを送った。

 町(徳之島スポーツアイランド推進協会)や農事法人、宿泊施設側からは新バレイショ約50㌔やタンカン約20㌔など特産品が贈呈された。

 選手を代表して伊藤颯希主将(21)は「この温暖な環境で練習できることは当たり前ではない。島の皆さんに支えられて野球ができることに感謝したい」とお礼を述べ、インタビューに「リーグ戦優勝はもちろん、全日本選手権での日本一が最大の目標。徳之島でのキャンプを通して、その目標に近づきたい」。木口永翔副主将(21)も「チーム一丸となって本気で日本一を目指します」と意気込みを語った。

 また、指導陣の阿部大輝トレーナーは「温暖な気候で設備も整っており、実戦形式の練習を中心に技術とチームワークを強化。近くの砂浜を活用した足腰強化もできる」とキャンプ地の利点を強調した。

 Honda熊本硬式野球部とのオープン戦は19日午前10時から、徳之島町同球場で行われる予定。