2月2日 鹿児島大学島嶼シンポ

奄美の研究成果を講演

 鹿児島大学国際島嶼教育研究センターは奄美市と奄美群島広域事務組合と共催で2月2日、同市名瀬末広町のAiAiひろばで鹿児島大学重点領域研究(島嶼)シンポジウム「奄美群島における産業の振興―現状・課題・展望―」=写真=を開く。事務局は「奄美を調査エリアとする研究者たちから、研究成果が分かりやすく講演される。誰でも参加できるので、多数の人に参加してもらいたい」と呼び掛けている。

 シンポでは、同大の各分野の研究陣から4人が登壇。現行の奄美群島振興開発計画で「振興開発の基本的方針」として重要視されている農業、水産業、紬・糖・焼酎産業、情報通信産業のテーマで、現状と課題や展望が語られる。

 発表者と演題は、▽「奄美群島における果樹産業の現状と未来」山本雅史氏(鹿大農学部)▽「奄美群島の漁業の今後を考える」鳥居亨司氏(同水産学部)▽「奄美群島の基幹産業を考える―紬・糖
焼酎産業―」山本一哉氏(同法文学部)▽「奄美群島における情報通信基盤整備とその利活用」升屋正人氏(同学術情報基盤センター)。各自の講演の後に東美佐夫副市長のコメントや、発表者による総合討論も予定している。

 日程は、同日午後1時~同5時。場所がAiAiひろば2階で、事前申し込み不要、参加無料となる。

 問い合わせ先は、鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室電話0997―69―4852。