観光大使に英氏、小勝氏

観光大使に英氏、小勝氏

奄美観光大使に委嘱された小勝氏(左)と英氏(中)(提供写真)

 

後進育成やPRに意欲
あまみ大島観光物産連盟が委嘱

 

 一般社団法人あまみ大島観光物産連盟(有村修一会長)は19日、奄美市名瀬の市役所会議室で奄美観光大使委嘱式を行った。第198号奄美観光大使に喜界町出身の英=はなぶさ=辰次郎氏、第199号奄美観光大使に同名瀬勝出身の小勝竹雄氏を委嘱した。二人は今後の活動に向け、後進の育成や奄美の観光、物産などのPRに意欲をみせている。

 英氏は2010年に東京奄美会会長に就任し、14年から同会顧問を務める。10年の奄美豪雨の際には、会長として義援金募金等の陣頭指揮を執り600万円余りを被災者に寄付したという。

 小勝氏は1990年に東京奄美会の幹事長に就任し、2010年から同会参与として活動。1997年に東京奄美青年野球連盟(すっとごれリーグ)の顧問を受諾し、若い出身者と親善、交流試合等を通じたPRに尽力してきた。

 観光大使に委嘱された二人は、ふるさと奄美に対する思いを披露。「幼少期に、念願の昭和28年12月25日(復帰の日)を迎えた感激は忘れられない。郷友会が一丸となり奄美と連携して、課題解決へ向けて頑張らなければとの思い」(英氏)、「上京して60年余り。故郷奄美のことは60年が過ぎても深い思いがあり忘れられない。世界自然遺産登録に向け、自然保護と観光客対応が課題になるが、地元で取り組みに頑張ってほしい。郷土奄美の発展に向け、各郷友会で応援・支援していきたい」(小勝氏)。