晴れ着身に着け「七五三」参り

七五三参りに訪れる家族連れの姿が見られた奄美市名瀬の高千穂神社

子ども達の健やかな成長祈り
名瀬高千穂神社 家族連れの姿

 「七五三」の15日、奄美市名瀬の高千穂神社(黒木正和宮司)では、子ども達の健やかな成長を願う家族連れの姿が見られた。色鮮やかな晴れ着を身に着けた子どもたちは神事を済ませた後、千歳飴を手に両親や祖父母らとともに記念撮影などを楽しんだ。

 七五三は3歳男女の「髪置きの儀」、5歳男児の「袴着の儀」、7歳女児の「帯解きの儀」の三つの通過儀礼が由来。これまでの成長を神々に感謝し、今後の健やかな成長を祈る。

 今年は2013年生まれの女児、15年生まれの男児、17年生まれの男女が対象。社殿では神事を行い、おはらいを受けた親子らが子どもの健やかな成長を祈願した。境内では子ども達の将来の夢などが書かれた絵馬が風に揺られ、心地の良い音を鳴らしていた。

 大和村名音の納琉亜=るあ=ちゃん(6)、琉生=りお=くん(3)は父・幸輝さん(40)と母・葉月さん(32)と共に着飾って七五三参り。幸輝さんは「ここまで2人とも元気に育ってくれている。今後も健康であり続けてくれれば」と語った。二人はそれぞれ美容師(琉亜ちゃん)、サッカー選手(琉生くん)と書かれた絵馬を飾った。

 同神社によると、近年は日程の近い土日に七五三参り客が分散する傾向。16日は土曜日で「大安」でもあるため、多くの参拝客が見込まれるという。