珍しいオオタカ飛来

15日午後、宇検村石原集落付近で撮影されたオオタカのメスの成鳥(与名正三さん提供)

宇検村石原集落付近で撮影
野鳥写真家・与名正三さん

 宇検村在住の野鳥写真家・与名正三さん(69)=生勝出身=は、15日午後1時32分、宇検村石原集落付近で珍しい猛禽のオオタカ(成鳥、メス)の飛来を確認、写真撮影した。

 NPO法人奄美野鳥の会編の「奄美の野鳥図鑑」によると、「小さな哺乳類や鳥などの餌を探す。国内では本州以北で繁殖し、奄美へは稀な迷鳥として渡来する」としている。

 与名さんによると、標高30㍍ぐらいの山の中腹の木の枝に止まったオオタカを撮影した。

 与名さんは「一昨年、オオタカの若鳥を見たことがあり、そのときは襲われたとみられるルリカケスの死骸を見た」「今年は初めてオオタカを見た」という。

 NPO法人「オオタカ保護基金」のホームページには「オオタカは主に鳥類を好んで狩り、中でも一番よく食べるのは中型のハト類。近年ではカラス類を食べることも多くなっている。ほかにはリスなどの小型哺乳類も餌となる」などと食性が記されている。