トンネルにすっぽり夕日が入り「龍の目」が真っ赤に光った（西康範さん撮影）
龍郷町円かがんばなトンネル
龍郷町の円集落にあるかがんばなトンネルに19日、夕日が入り、「龍の目」になった。龍の目は真っ赤に光り、約１００人のギャラリーを魅了した。
「龍の目」の現象は、毎年春分の日と秋分の日の前後数日間だけ「かがんばなトンネル」に夕日がすっぽりと入り、龍の目のようになることから、同町の観光スポットになっている。トンネル越しの雲の状態、夕日の軌道、風の具合などに影響され日数も限られているため、毎年大勢の人がこの神秘的現象のシャッターチャンスを狙っている。
今年の春シーズンは天候に恵まれなかったが、奄美市名瀬の西康範さんが19日午後６時19分、龍の目の撮影に成功した。トンネル越し上部にわずかに雲があるが、見事に龍の目は光を放ち、約１００人のギャラリーから歓声があがった。撮影場所は展望所から左へ、円集落に近い場所になる。今後、夕日の軌道は左にずれていくため、見るポイントは展望所へ近づいていく。