任期半ばの辞職を表明した大久保明伊仙町長=27日夕、同町役場会議室
【徳之島】伊仙町の大久保明町長(70)は27日夕、町役場会議室で記者会見し、6期目の任期満了(10月30日)を待たない4月26日付の辞職届を町議会議長に提出し、同議長は町選挙管理委員会に通知したことを発表した。任期半ばの最大の辞職理由は「過去のような選挙での対立や混乱を避けるため」などと強調。町選管は28日に臨時委員会を開き「50日以内」の選挙期日などを協議する。
大久保町長は26日午前11時過ぎ、前徹志議長に「4月26日付」とする辞職届を提出し、同議長はこれを受理して町選管に通知したという。これを受け町選管はこの日から50日以内に後任を選ぶ選挙を実施しなければならない。辞職表明会見は一連の手続きを経て午後4時からあった。
任期半ばに自治体長を辞職することに、大久保町長は、町民や関係者におわびを述べつつ「辞職の最大の理由は、過去の選挙で対立や混乱が見られた。次期町長選では同様の事態を避けるため、早期に選挙を行うことが最善の策だと判断した」などと強調。その上で、「対立をあおる選挙ではなく、町の発展と町民の福祉向上を願い、町民のための政治が行われることを望んでいる。辞職後も町民として町の発展を応援していく」とも述べた。
記者質問の「相手(反対派陣営)の選挙態勢が整わないうちに選挙を行おうとの目論見があるのでは、との話も聞いているが?」に、同町長は「早めに辞職(表示)して選挙までの間、公職をやることは公選法に規定されている」。役場新庁舎が一部未完成のままの辞職には、「物価の高騰で(入札が)何回もできない状況になっている。内部を縮小することでできると思う」。農繁期の町長選執行には「県議選もこの時期に…」などと述べた。
町選管(嶺津太郎委員長ら4委員)は28日午前9時から臨時委員会を開き、選挙期日などを協議する予定。
次期町長選に向けてはこれまでのところ、同町元教育長の伊田正則氏(65)=崎原=と元県立高校長の盛初弘氏(63)=目手久=の新人の2氏(いずれも無所属)が立候補を表明。新人同士による一騎打ちが予想される。

