即時に運行情報提供

しまバスが運用開始する「リアルタイム時刻検索アプリ(仮称)」。利用するバスの現在位置や発着予定時刻を把握することができる。15日から正式公開される

 

正式公開日は15日 スマホやPCで閲覧可能
しまバス 利用者の利便性向上へ

 奄美大島の地域交通機関㈱しまバス(本社・奄美市名瀬、岩崎勇登代表取締役)は、バスを利用する住民や観光客に即時に運行情報を提供する取り組みを始める。新たなシステムの正式公開日は今月15日。待ち時間のストレスが解消される「見えるバス化」となり、スマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)から誰でも簡単に閲覧できるWebアプリだ。

 利用者の利便性向上が期待される。また、業務に支障が出ることもあるほどバスの到着・出発時間に関する本社への電話等の問い合わせが多いことから、業務の効率化を目指し着手した。

 企画第一係長の武住(たけずみ)清正さん(44)によると、バス情報に関するフォーマット(形式)としては「GTFS」(運行スケジュールや地理情報など記述するための世界基準のデータ形式)や「GTFS‐RT」(GPSなどを利用してリアルタイムの位置情報とバス運行情報を連携するデータ形式)がある。しまバスでは岡山県にある同様のローカルバス会社に勤務するプログラマーのアドバイスを受けて自前で調達。「直接こちらに来ていただいて指南を受けるなど1年半ぐらいかけてシステムの運用開始に取り組んだ」(武住さん)。

 運用開始するのは、バスロケーション機能を備えた「リアルタイム時刻検索アプリ」(仮称)。主な機能として▽バスの現在位置表示(リアルタイム)▽停留所別の発着予定時刻・運賃表示▽時刻表検索機能―があり、インストールの必要がないWebアプリ形式。スマホやPCでQRコードまたはURL(https://shimabus.busplus.jp/)からアクセスすると利用が可能。運行する路線で例えば奄美空港行を利用する場合、奄美市役所からの乗車となると、現在どこの停留所や周辺を走行しているか位置情報(現在地)が把握でき、乗車までどの程度の時間を要するかが画面を通じて分かる。

 しまバスのホームページやSNSでの案内は15日からだが、QRコードやURLからアクセスすると12日から利用できる。今後は、Googleマップ上にもリアルタイム情報の掲載を予定しているという。

 武住さんは「運行中のバスの現在位置や発着予定時刻をリアルタイムで表示するとても便利な機能を備えている。最先端の技術であり、通学用としてバスを利用する高校生など奄美の子どもたちが便利さを享受することで、進学などで奄美を離れた際、最先端の技術に触れたことでシマへの誇りを感じてくれたらうれしい」と語った。