トライアスロンIN徳之島

島内をほぼ1周する75㌔から約37㌔に短縮されたバイクコース。向かい風とも闘いながら、勾配のある坂道を進む選手たち

 

鉄人ら短期レースにしのぎ
奄美勢、岸田(奄美市)総合2位

 2018「トライアスロンIN徳之島大会」(同実行委員会主催)は1日、スイムに代わって、ランを皮切りにスタート。午前8時、天城町与名間ビーチに号砲が鳴り響き、選手らはコースへ繰り出した。台風の影響による強風と真夏のような暑さとも闘いながら、ゴールの総合運動公園陸上競技場を目指す短期決戦。総合は大島仁(26)=福岡県=が制し、女子の部は西内真紀(43)=兵庫県=が優勝。奄美勢では岸田賢吾(38)=奄美市=が総合2位に入る健闘を見せた。

 今大会初めて採用されたデュアスロン形式に、総合358人、リレー199人がエントリー。ラン(4・8㌔)・バイク(約37㌔)・ラン(20㌔)の順にレースは展開され、総距離は予定の97㌔から約62・8㌔に短縮された。

 スタート会場となった与名間ビーチのスタート前の気温は28度で、湿度77・4%、南東の風7・7㍍、気温28度。その後、天城町では最高気温30・7度、最大瞬間風速15・9㍍を観測。選手たちは天候とも闘いながら、短期決戦にしのぎを削った。

 沿道では集落の住民らが、チヂンなどを手に選手らを鼓舞。また、エイドステーションでも多くのボランティアらが、栄養補給などで選手らをサポートした。