内海選手一行激励会

内海選手一行激励会

出席者の前で意気込みや自主トレーニングの感想などを語った内海(中央)、今村(右)、大江(左)の3選手

「良い自主トレできている」
活躍祈り交流深める

 奄美市は16日、同市名瀬のホテルで自主トレーニングのため来島している埼玉西武ライオンズの内海哲也(36)一行を招き激励会を開いた。地元から市教育委員会や市野球連盟関係者ら17人が出席し、選手らの来シーズンの活躍を祈り、交流を深めた。内海は「温かく迎えていただき、良い自主トレができている。来年はライオンズの選手を連れて来たい。今年はリーグで優勝し、日本シリーズでジャイアンツと対戦できるよう今年一年頑張る」と意気込んだ。

 会には内海のほか、来島している読売ジャイアンツの今村信貴(24)、大江竜聖(19)、帯同するトレーナーらが招かれた。料理の並んだ円卓を囲み、出席者と選手らが歓談。選手から市側の参加者に対し、施設面での課題の提案や、投球についてのアドバイスを行う姿も見られた。

 出席した要田憲雄教育長は「来シーズン143試合の戦いのために、ここ奄美の温暖な地で存分にトレーニングをして備えてもらえれば」と激励。東美佐夫副市長は「いもしゃんちゅがなつかしゃ(来てもらったことがなつかしい)。今回が初めての自主トレということだが、何回もきてもらい、奄美が懐かしくなるように」とあいさつした。

 選手らが登壇し、あいさつをする場面では、今村が「今年活躍し、ゲン担ぎとしてまた奄美に戻って来たい」、大江が「奄美は自主トレのしやすい環境。今年一軍で投げて活躍するので応援よろしくお願いします」と、それぞれ語った。

 一行は5日に奄美入り。20日までの期間中、奄美市の名瀬運動公園市民球場などでトレーニングを行う。昨年末から西武での選手生活が始まったばかりの内海は記者らの取材に対し、「結果が全て。競争を勝ち抜き、先発ローテーションに選ばれるよう努力する」。

 練習外でも島を満喫しているようで、「美味しいと聞く飲食店を巡った。鶏飯が好きで毎朝食べている。10月にシーズンオフに入ってから、今度は家族を連れて来たい」と笑顔。また、「島ではなかなかプロ選手に会う機会は少ない。期間は残りわずかだが、練習の応援に来てほしい」と、奄美の子どもたちに対しての声も寄せた。