公開された防犯カメラ映像に映った犯人（奄美署提供）
容疑者の男が着用していたと思われるパーカー。背中に大きなロゴマークが入っている（写真の色は紺、奄美署提供）
１月25日未明に奄美市名瀬のコンビニ店で発生した強盗未遂事件について、奄美署と鹿児島県警は25日、被害店舗の防犯カメラが捉えた容疑者の男の映像を公開した。事件発生当初１６０～70㌢とされていた犯人の身長が、１７０～80㌢程度だと判明。同署の上園修一副署長は「事件から１か月経ち、判明した画像を公開し、広く情報提供を求めたい」と話した。
事件は１月25日の午前３時ごろ、同市名瀬石橋町のコンビニエンスストア「島人ｍａｒｔ」で発生。刃物のようなものを持った男が押し入った後、女性店員を脅し、現金を奪おうとした。女性店員が大声を出したため、何も奪わずに逃走。男はやせ型の男。フードを被り、紙のようなもので顔を隠していた。
事件発生以降、奄美署と県警捜査一課は延べ１５００人程度の人員を投入し、聞き込みや周辺の防犯カメラ映像の捜査などを実施。現在は30人体制で捜査に当たっているという。
公開された映像は、同店の国道58号線側入り口を映した防犯カメラで撮影されたもの。男が入店する場面と逃走する場面が映っている。映像の解析などから、身長は当初の発表より高い１７０～80㌢程度だということが分かった。
また、男が着用していた上着は、スポーツブランド「ＵＮＤＥＲ ＡＲＭＯＵＲ（アンダーアーマー）」のパーカーと判明。色は黒か紺で、背中と左胸に白か灰色でロゴマークが入っているという。同様のパーカーはインターネット等を通じて、全国的に販売されているもの。同署は島内での販売状況などを捜査している。
情報の提供はＴＥＬ０９９７―53―０１１０（奄美警察署生活安全刑事課）まで。