入館者11年ぶりに13万人超え

イメージを一新し、リニューアルした奄美パークの展示(2018年7月1日)

スカイマーク、大河効果か
奄美パーク

 奄美市笠利町の県奄美パーク(宮崎緑館長)はこのほど、2018年度の入館者数をまとめた。前年度より1万8612人多い13万6946人(15・7%増)。13万人を超えたのは、07年度以来11年ぶり。同パークは増加の要因として、①スカイマークの就航②NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送③展示のリニューアル④田中一村生誕110周年にあわせた企画展の実施―などを挙げた。

 18年度の入館者数を月別にみると、12月が1万3941人で最多。最少は6月の7973人。4~6月以降の9カ月は前年度の入館者数を上回った。施設別では、奄美の郷が8万6067人(前年度比1万1289人、15・1%増)。田中一村記念美術館が5万879人(同7323人、16・8%増)だった。

 同パークは旧奄美空港跡地に、奄美の自然、文化、歴史などが学べる観光施設として2001年9月にオープン。昨年7月には国内外の観光需要の増加を見込み、奄美の郷内の展示をリニューアル。多言語対応や4K対応映像の多用など、従来の展示イメージを一新。また昨年は田中一村の生誕110周年にもあたり、3期にわたり企画展を実施するなどした。

 同パーク担当者は今年度の予定として、「各月のイベントを実施。観光協会・連盟とともに、島外の旅行会社を訪問しツアー商品の造成を引き続き行っていく」とした。