スペシャリスト目指し一歩

スペシャリスト目指し一歩

奄美看護福祉専門学校の入学式があり、58人が入学。新入生代表の泉みなみさんが誓いの言葉を述べた

奄美看護福祉専門学校・58人が入学

 奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の入学式が13日、奄美市名瀬小湊の同校サングリーンホールであった。新入生58人が看護や介護などの各分野のスペシャリストを目指し、新たな一歩を踏み出した。

 今年度の新入生の学科別内訳は、看護学科40人、こども・かいご福祉学科18人。居住地別では、奄美群島内31人。県10人、県外17人だった。

 スーツ姿で入場した新入生らは、一人ひとり点呼され、向井校長から入学許可を受けた。向井校長は「来月には元号が『令和』に変わる。記念すべき入学の喜びを忘れることなく学校生活を送ってください」と式辞。同校を経営する学校法人日章学園の後藤洋一理事長、朝山毅市長など(代読含む)も続いて祝辞・告辞を述べた。

 新入生を代表し、看護学科の泉みなみさんが「AI技術の発展により近い将来、半数の仕事がなくなるともいわれている。このような世の中だからこそ、思いやりの心を持った看護師になりたい。建学の精神を継承・発展させていくことをここに誓う」。在校生代表として登壇した同学科の稲福繁男さんは、「奄美の自然に触れ、人情の温かい人と語り合い、それぞれの夢に向かう力にしてください」と歓迎の意を口にした。

 この日は同校卒業生の前山真吾さんも駆けつけ、式前に祝い唄を披露。式後には前山さん、同学科2年の田中功介さんがメンバーとして加わるアカペラグループ「カッペラーズ」が歌で祝福した。