奄美地方梅雨入り

奄美地方梅雨入り

通学路で咲き始めた「クマタケラン」の花=14日午後、奄美市名瀬港町

クマタケランが開花
2年続けて沖縄より早く

 鹿児島地方気象台は14日、奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表した。平年に比べ3日遅く、昨年より13日早かった。沖縄地方の梅雨入りはまだ発表されておらず、昨年に続いて2年連続で沖縄地方より早く梅雨入りしたとみられる。

 名瀬測候所によると、梅雨は季節現象で、その入り明けには平均して5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨の時期に関する気象情報は、これまでの天候経過と1週間先までの見通しをもとに発表される。梅雨明けは平年6月29日ごろで、昨年は26日ごろに梅雨明けした。

 この日は前線や低気圧の影響で奄美地方は、昼過ぎまで強い雨が降り続くところが多かったが、夕方ごろまでに雨が上がり晴れ間もみられる天候となった。この梅雨時にクマタケランの花が咲き始め、道路沿いで雨に濡れた瑞々しい姿が見られた。

 予報によると、15日の奄美地方は曇り所により雨の予報。16~18日までは曇り一時雨と梅雨空の日が続きそうだ。