電子表決システムで模擬投票

電子表決システムで模擬投票

電子表決で市議が模擬投票、賛否が表示された電子パネル

市議ら本番に備え練習
奄美市議会

 奄美市議会は18日、6月定例市議会から電子表決システムを導入するため市議らがシステムを使った模擬投票を行い、本番に備えて練習した。議会事務局の職員の説明を受けながら、市議らは議席の机に置かれたマイクに内蔵されたボタンで賛否を表示した。

 電子表決の方法では、人事案件について従来通り無記名投票で行うことが決まっている。この日は、議会事務局が用意した架空の副市長選任の人事案件など3件の模擬表決を実際に行った。

 記名投票では議場に設置された電子パネルに、議員ごとに賛成票の白色、反対票の青色を表記。人事案件では、賛成と反対の票数のみが表記された。

 最初は、ボタン操作に戸惑う議員もいたが、賛成と反対が電子パネルに表記されると「おー」と声を上げる姿もあった。

 同日開会した6月定例議会には、今のところ表決を必要する議案は上程されていないため、会期中に本番の使用があるかは未定だ。