学力向上の方策確認

学力向上の方策確認

子どもの学力向上について話し合った

喜界町・対策会議 町内3校から実践報告

喜界町教委(久保康治教育長)は23日、町自然休養村管理センターで2019年度「学力向上対策会議」を開いた。町内の学校やPTA、行政機関など約100人が参加。子どもの思考や自発性を伸ばす学習環境のあり方について話し合った。

同町が掲げる児童生徒の「学力向上」に向けた方策など方向性の確認が目的。学習定着度調査では県平均に比べやや下回る傾向にあるとして、今後、学力の全体的な底上げに取り組むことで一致した。

町教委から学校現場の現状などを報告。久保教育長は「家庭や地域と連携が一層重要となる」とあいさつした。

町内3校(喜界小、早町小、喜界中)から実践報告があり、児童のノートをモニターに映し、問題の解き方について児童同士が意見交換。道徳授業に力を入れている喜界中では、多様な意見を出し合う工夫を実施。いずれも主体的な学習につながっているという。

そのほか2年後導入が見込まれている「大学入学共通テスト」を踏まえ、田嶋吾富喜界高校長が「社会から求められる資質・能力」を講話。またスマートフォンの利活用について家庭内ルールの設定などを求めた。

町教委によると、会議で出た報告や提案は、7月のPTA関連会議を通じ周知する予定。