奄美市で海の日式典

海事功労者表彰などが行われた「海の日」記念式典

豊かな海、次代に
海事功労者ら表彰

 2019年度第24回「海の日」記念式典が18日、奄美市名瀬のサンプラザホテルであった。奄美海上保安部と市で構成する実行委員会(会長・江藤隆志奄美海上保安部長)が主催。海事関係者ら約50人が出席し、海事功労で5分野・4人が表彰を受けるなど、豊かな海を次代に受け継ぐことを誓い合った。

 「海の日」(15日・7月第3月曜日)は、海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日として1996年に制定。式典は、「海の日」関連事業の一環として実施された。

 江藤会長は「海は身近な場所である一方、船舶海難や海浜事故なども発生する危険な場所でもある。我々は、海陸一体となって安全を守る所存であり、今後も皆様にはご協力を賜りたい」と壇上であいさつ。朝山毅奄美市長は「(海は)先代から受け継いだ地域の資源で、次代に確実につなぐのは我々の大きな責務。各機関協力し、海上保安、安全操業などに努めたい」と述べた。

 表彰式では、海事関係における長年の実績を称え4人に表彰状などを授与。海上保安庁長官表彰と海上保安協会会長表彰を受賞した名瀬港運㈱・有村忠洋代表取締役社長は「(今後も)海に学び、海に気づきを得る。海にひらかれる夢・未来に向かって取り組みたい」と謝意を述べた。

 被表彰者は次の通り(敬称略)。

 ▽海上保安庁長官表彰=有村忠洋(名瀬港運㈱)▽第十管区海上保安本部長表彰=渡立(宇検村漁業協同組合長)▽奄美海上保安部長表彰=川島健勇(喜界町長)▽海上保安協会会長表彰=有村忠洋、豊栄二郎(マルエーフェリー㈱)