知名町社協敬老会

知名町社協敬老会

オープニングで演奏するデイサービス利用者ら=知名町=

歌や踊りで長寿祝う
デイサービス利用者ら参加

 【沖永良部】知名町社会福祉協議会(宗岡須賀美会長)の2019年度敬老会がこのほど、同町老人福祉センターであった。デイサービス利用者やその家族ら約100人が参加。歌や踊りでお年寄りの長寿を祝った。

 同協議会のデイサービス利用者は、介護26人、総合事業13人の合計39人。今年は新100歳1人、新90歳が3人となっている。

 敬老会は、音楽療法士の清水恵子さんと施設利用者による「えらぶ花音頭」「里の秋」の演奏で幕を開けた。

 宗岡会長は「いつも笑顔で『いってらっしゃい』『行ってきます』『ただいま』『おかえり』のキャッチボールをして、いつか大還暦と言われる120歳を祝いたい」とあいさつ。今井力夫町長は「戦後の貧しい時期をたくましく生き抜いたおかげで、今の知名町の発展がある。みなさんの強い意志を引き継いで素晴らしい町を作っていきたい」と祝辞を述べた

 利用者を代表して伊藤千鶴子さん(80)が「職員が笑顔で、私たち一人一人に付き添って世話をしてくれるので安心している。デイサービスで行う音楽療法も楽しいし、食事もおいしい」と感謝の言葉を伝えた。

 乾杯の後、演芸がスタート。琉球舞踊やエイサー、民謡などで盛り上がった。

 会では、100歳を迎えた吉田ナツさん、90歳の東ミツエさん、新納フミさん、中倉喜三郎さんの4人に記念品が贈呈され、利用者の中で最高齢の吉田さんは「長生きはみんなのおかげ。若い人と話しをしたり、握手をしたりすると元気をもらえる」と笑顔で話した。