おもてなし動画最優秀賞

奄美市インバウンド向けサイトが最優秀賞に輝いた(奄美市提供)
「外国人おもてなし大作戦イン奄美」サイト画面

奄美市産業活性化協制作
インバウンド対応の開設評価

県内を拠点とする個人や公共・民間事業所のインターネットサイトを表彰する「鹿児島ホーム―ページ大賞2019」(NPO鹿児島インファーメーション主催)が26日、発表され、奄美市産業活性化協議会制作の「外国人おもてなし大作戦イン奄美」が最優秀賞に輝いた。初級英会話を使ったインバウンド(外国人観光客)対応を解説した内容が評価された。

情報発信力などを審査する目的で開催。今回10回目を数える。インターネットのホームページ、ユーチューブ(動画サイト)、SNSのブログなどを対象に国内・外向け・ローコストの3部門の入選作品と最優秀賞が決定した。

受賞した同協議会の作品は、インバウンド増が見込まれる奄美で接客する側のコミュニケーション力を向上させようと制作。観光施設や交通機関など場面ごとに、やり取りを動画で紹介した。動画の出演スタッフは奄美大島島内の在住者という。

同日、鹿児島市内で表彰式が開かれ、5部門の16受賞者に賞状と盾が贈られた。NPO事務局は最優秀作品について、業種ごとに対応ポイントをまとめた内容を評価。「動画で住民を登場させるなど切り口が良い。おもてなし感があり、全体的なクオリティーは高い」などと講評した。

グランプリ受賞に奄美市商工情報課の中江康仁係長は「この賞をきっかけに、多くの島民に見てもらえたら」と話した。

同協議会では2月27~29日、制作に携わった東京のコンサルタント会社の担当者を招き、島内の観光関連団体や企業などを対象にした動画利用に関する出前講座も計画。動画について同協議会は「多くの人に利用してもらい、外国人のおもてなし方などに活用してほしい」と話している。

なお奄美からは特別賞(WCA賞)で「カケロマウェルカム」「フリーランスが最も働きやすい島化計画」が受賞した。受賞サイトは主催NPOのホームページから視聴できる。