和泊町大城小で田植え

田植えをする大城小学校の児童たち=和泊町=

 

全校児童で作業に汗

 

 【沖永良部】和泊町立大城小学校(田邊ツル子校長)の全校児童48人が27日、田植えをした。卒業を控えた6年生を中心に、泥だらけになりながら作業に汗を流した。

 郷土学習の一環として毎年稲作りに挑戦している。もち米を使い、苗作りから田植え、稲刈りまでの作業を体験する。昨年はもち米約130㌔を収穫した。

 この日は、講師として県沖永良部事務所の職員が参加し、保護者らも応援に駆け付けた。

 学校隣の田んぼに横一列に並んだ児童らは、保護者の掛け声に合わせて苗を植え付けていった。

 小学校での最後の田植えを終えた同小6年の皆吉夏空さん(12)は「毎年、おいしい米を収穫できたのが良い思い出だけど、稲作りは本当に大変だった」と振り返り、田中勇平さん(12)は「学校の伝統行事なので、後輩たちも頑張って続けて欲しい」と話した。