マイバッグ普及促進へキャンペーン

29日からのキャンペーンで配られる予定の、町民手づくりのエコバッグ(提供写真)

29日から 瀬戸内町内有志団体
「町でできること」ヒント掴む

 瀬戸内町の有志団体・せとうちポイント会(政岡博重会長)は、7月1日からレジ袋が有料化することを受け、町民手作りのエコバッグを貯まったポイントと交換できるキャンペーンの実施を29日から始める。限定100個。

 同ポイント会の仕組みは、30か所の加入店舗内で110円の購入につき1ポイントを贈呈し、300ポイント貯まると300円分の買い物ができるというもの。同会の事務局担当の藤井愛一郎さんによると、同会は10年前に発案され、地元商店街の有志で結成された。町外への資金流出の防止や、商店街の関係性構築などの目的があるという。

 同キャンペーンのエコバッグは、町内の有志団体・あみあみ倶楽部のメンバー約20人が手作りした。藤井さんは、「発案当初、島外に発注を予定していたが、エコバッグ業者に注文が殺到していた関係で断念。再検討し『町でできることをしよう』という流れなることで地域が活性化するヒントをつかんだ」と話す。

 エコバッグは市販の荷造り紐を編み込み作成。伸縮性があり、5㌔のお米も入る頑丈なものに仕上がった。3色を展開し、缶バッジ付き。缶バッジは町内在住のイラストレーター・さいきみきさんが「海から見た古仁屋の町」を描いた。

 エコバッグの作成に参加した同倶楽部メンバーの小川博子さんは、「今回の作成で倶楽部加入者も増え、さらににぎやかになった。町が盛り上がりうれしい」と喜んだ。