初の「共通テスト」始まる

16日、初の「大学入学共通テスト」が全国一斉に始まった(写真は大島高校会場)

大島高校会場332人志願
新型コロナ対策徹底

 コロナ禍のなか、初めての「大学入学共通テスト」の第1日程が16日、全国681回会場で始まった。53万5245人が志願し、鹿児島県内では13会場で前年より341人少ない6263人(男3372人、女2891人)が志願している。

 鹿児島大学管轄会場では、受験者数4394人が志願。うち県内唯一の離島会場となった大島高校(奄美市名瀬)会場では、現役生・既卒者合わせて332人が志願した。

 大学入学共通テストの第1日程は17日までの2日間で、全6教科。初日の16日は午前に地理歴史・公民、午後は国語、英語のリスニングを含む外国語を行った。

 新型コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用、手指の消毒などが徹底され、試験が行われる教室で指示を出す試験監督の前には、飛まつ防止のために透明のついたてが置かれた。また、休憩時間には換気も行われた。

 大島高校会場の教科別受験者数は、地歴・公民324人、国語324人、外国語324人、英語(リスニング)324人。

 大学入試センターによると、鹿児島大学管轄会場での受験に関したトラブルなどはなかった。

 第1日程最終日の17日は理科と数学の試験が実施される。