徳之島署 コンビニで強盗訓練

訓練後、「犯人の特徴を把握、パトカー到着まで時間を稼ぐ」なども確認した

犯人特徴を把握、時間を稼ぐ

【徳之島】徳之島署は14日午後、徳之島町亀津のコンビニエンスストアー「エブリワン亀津北店」の協力で模擬強盗訓練を行った。他の類似店舗の関係者も見学参加させ、過去に管内でも起きた同事案への対応要領などを再点検し、緊張感を高め合った。

署員や同関係者ら約20人が参加。帽子とマスク姿の犯人がレジカウンター越しに従業員にナイフを示し、現金を奪って車で逃走したと想定。店員らは非常ボタンによる通報や防犯グッツ(カラーボール)活用、犯人特徴の署員への伝達など対応マニュアルの実践に努めた。

講評で同署生活安全刑事課側は、「まず身の安全を守りつつ非常通報ボタンを確実に押す。犯人の特徴をしっかりと記憶し、パトカー到着まで時間を稼ぐ。カラーボールは地面で割って逃走車両に飛まつを飛ばす。足跡など現場保存を確実に」などもアドバイス。従業員女性(35)は「これがもし本物の強盗なら、足が震えて何も出来ない可能性もある。日ごろの訓練が大切」と話していた。

同署管内では2009年3月に天城町、14年12月には伊仙町でコンビニ強盗事件(いずれも解決済み)が起きている。