「アッタドコネ」の美味しさ味わって

収穫祭に向け、収穫を行った「あったどこねくらぶ」と、有良集落の地域住民

販売や試食会、制作体験も
名瀬有良集落 17日収穫祭

奄美市名瀬有良集落のブランドダイコン「アッタドコネ」が収穫時期を迎え、アッタドコネを栽培している「あったどこねくらぶ」(豊智恵子会長、会員数17人)は16日、収穫を行った。地域住民や郷友会なども協力し、約30人が参加。収穫したダイコンは、17日に有良集落内で行われる第1回「アッタドコネ収穫祭」で販売される。

アッタドコネは有良地区特有の土壌で栽培され、奄美市の「一集落・一ブランド」に数えられるブランドダイコンで、濃厚な味わいと煮崩れしにくいしまった身が特徴。葉部分も大きく、味わいも良く、購入者からは「葉を付けて」と要望されるほど。切り干しダイコンやみそ汁、ダイコンおろしで薬味としても存在感があるほか、葉はおひたしとしても人気という。

豊代表によると、今季は暖冬の影響で一部に根腐れなどの被害は出たものの、台風の被害が少なかったため生育は上々。味も前日に行った試食会では、例年通り、濃厚な味わいのあるダイコンに仕上がり、収穫では全長50㌢ほどあるダイコンを収穫。その後、集落内の川で泥落としし、収穫祭への準備を整えていった。

収穫祭では、同ダイコンの販売会のほか、試食会や切り干しダイコンの制作体験も実施。アッタドコネのほかにも、同じく奄美市のブランドになっている屋仁集落の「田芋(たぁまん)」、打田原集落の「天然塩」など、各集落の食のブランドも販売される。

初の集落内での販売に向け、豊会長は「切り干しダイコンや、そのままでもおいしいドコネ(ダイコン)の美味しさを多くの人に味わってほしい」と話している。

 販売会は、同集落の児童館で実施。時間は午前10時~午後3時。問い合わせは℡0997―53―5302まで。