奄美3選手が県代表へ

金久中から県代表選手に2人が選出された。ともに活躍を誓う山田(右)と、中元(左)

男子選手と一緒に練習に取り組む、飯隈(中央)=提供写真=

都道府県対抗ジュニアバスケ

山田、中元(金久中)、飯隈(城ヶ丘中)

 全国から代表選手が集まる「第29回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2016」(公益財団法人日本バスケットボール協会主催)が28日、東京体育館など関東地区の7会場で開幕する。奄美群島内から、金久中2年の山田響生と中元聡師、城ヶ丘中2年の飯隈吏子の3人が県代表に初選出された。大会は、参加チームを16ブロックに分けて予選リーグ、1位通過チームによる決勝トーナメント戦で覇を競う。

 男子代表に、金久中の山田(178㌢、63㌔)と中元(174㌢、62㌔)が選抜。2人は昨年、大島地区の選抜選手として出場した大会で関係者の目に止まり、その後2回のセレクションを受けて選ばれた。「自分のプレーがどこまで通用するか想像してワクワクした」(山田)、「大きな舞台への驚きと、自分のプレーが認められてうれしい」(中元)と、初のメンバー入り(各チーム12人以内の選手で構成)を決めた感想を語った。

 普段チーム内でのポジションは山田がセンターとパワーフォワード、中元はスモールフォワード。「オフェンスリバウンド後のシュートを練習してきた」(山田)、「足腰を鍛え、瞬発力を高めて、デフェンス力の向上を目指してきた」(中元)。練習に対する意識の変化を明かす。

 金久は昨年夏以降、新人戦など地区大会で優勝を重ねている。ポイントガードを務める、平大聖主将は「中元は先陣を切って点を狙いに行ってくれる選手、山田はどうしても得点が欲しい時に、決めてくれる」と試合中での2人を分析し、「選抜選手の中でも、レギュラーとして十分やれると思う」とエール。チームの山下智一監督(41)は「全国の舞台を経験し、『奄美大島全体に還元する』という意識を持って臨んでほしい」と話した。

 大会に向けて、中元は「奄美にも上手い選手がたくさんいる中で選ばれたことを誇りに、精一杯プレーしたい。1試合にできれば3ポイントを2本以上決めたい」、山田は「県代表を誇りに、相手にひるまず積極的にいきたい。得意にしているリバウンドを多く取りたい」と意気込みを語った。

 女子代表に、城ヶ丘中2年の飯隈吏子が選ばれた。「昨年からの目標が達成できてうれしい」(飯隈)。中学からバスケットを始めた飯熊は、伊集院北中(1年)時代に日置地区を代表し、県強化指定選手にも選出されていた。176㌢の長身を生かし、主にセンターのポジションでプレー。学校にバスケット部がないため、日頃は知名中の練習に参加している。

 指導している山之内順成教諭(37)は、「県の代表、大島地区の代表の誇りを持ち、高い身体能力を生かしたプレーでチームの予選リーグ突破に貢献してほしい」と応援。飯隈は「リバウンドはもちろん、シュートをどんどん狙い、チームの勝利を目指して精一杯プレーしたい」と力を込めた。

 大会の組み合わせが決まり、男子は香川、茨城と同じグループに、女子は北海道と香川が入るグループで、それぞれトーナメント進出をかけて、予選リーグを戦う。

県女子代表城ヶ丘中飯隈
男子選手と一緒に練習に取り組む、飯隈(中央)=提供写真=

都道府県対抗ジュニアバスケ
山田、中元(金久中)、飯隈(城ヶ丘中)

 全国から代表選手が集まる「第29回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2016」(公益財団法人日本バスケットボール協会主催)が28日、東京体育館など関東地区の7会場で開幕する。奄美群島内から、金久中2年の山田響生と中元聡師、城ヶ丘中2年の飯隈吏子の3人が県代表に初選出された。大会は、参加チームを16ブロックに分けて予選リーグ、1位通過チームによる決勝トーナメント戦で覇を競う。

 男子代表に、金久中の山田(178㌢、63㌔)と中元(174㌢、62㌔)が選抜。2人は昨年、大島地区の選抜選手として出場した大会で関係者の目に止まり、その後2回のセレクションを受けて選ばれた。「自分のプレーがどこまで通用するか想像してワクワクした」(山田)、「大きな舞台への驚きと、自分のプレーが認められてうれしい」(中元)と、初のメンバー入り(各チーム12人以内の選手で構成)を決めた感想を語った。

 普段チーム内でのポジションは山田がセンターとパワーフォワード、中元はスモールフォワード。「オフェンスリバウンド後のシュートを練習してきた」(山田)、「足腰を鍛え、瞬発力を高めて、デフェンス力の向上を目指してきた」(中元)。練習に対する意識の変化を明かす。

 金久は昨年夏以降、新人戦など地区大会で優勝を重ねている。ポイントガードを務める、平大聖主将は「中元は先陣を切って点を狙いに行ってくれる選手、山田はどうしても得点が欲しい時に、決めてくれる」と試合中での2人を分析し、「選抜選手の中でも、レギュラーとして十分やれると思う」とエール。チームの山下智一監督(41)は「全国の舞台を経験し、『奄美大島全体に還元する』という意識を持って臨んでほしい」と話した。

 大会に向けて、中元は「奄美にも上手い選手がたくさんいる中で選ばれたことを誇りに、精一杯プレーしたい。1試合にできれば3ポイントを2本以上決めたい」、山田は「県代表を誇りに、相手にひるまず積極的にいきたい。得意にしているリバウンドを多く取りたい」と意気込みを語った。

 女子代表に、城ヶ丘中2年の飯隈吏子が選ばれた。「昨年からの目標が達成できてうれしい」(飯隈)。中学からバスケットを始めた飯熊は、伊集院北中(1年)時代に日置地区を代表し、県強化指定選手にも選出されていた。176㌢の長身を生かし、主にセンターのポジションでプレー。学校にバスケット部がないため、日頃は知名中の練習に参加している。

 指導している山之内順成教諭(37)は、「県の代表、大島地区の代表の誇りを持ち、高い身体能力を生かしたプレーでチームの予選リーグ突破に貢献してほしい」と応援。飯隈は「リバウンドはもちろん、シュートをどんどん狙い、チームの勝利を目指して精一杯プレーしたい」と力を込めた。

 大会の組み合わせが決まり、男子は香川、茨城と同じグループに、女子は北海道と香川が入るグループで、それぞれトーナメント進出をかけて、予選リーグを戦う。