県若手職員らの「徳之島クイズ」出題も交え、児童たちと和気あいあいと交流=24日、犬田布小で
【徳之島】県職員新規採用で大島支庁徳之島事務所(室屋恵一所長)が初任地となった若手職員のうち9人と、伊仙町立犬田布小学校(別府律子校長)の4~6年生児童37人との交流活動が24日、同校であった。友だち感覚での自己紹介や各課仕事内容の紹介、職員らオリジナル「徳之島クイズ」などで和気あいあいと交流を深めた。
県徳之島事務所が2015年度から独自に設定した「若手職員育成プログラム」の一環。識見や組織内ネットワークを広げ、県職員としての着実な育成や相互連携を図ることなどが目的。幹部職員との座談会や意見交換会、地域交流会などプログラムは対象職員グループが自主企画・運営している。
犬田布小での交流会の冒頭、職員たちはユーモアたっぷりに自己紹介。県職員は「県の将来を考え、きちんとした計画を立て、県がより良くなるための仕事をしています」など強調。同事務所の総務・保健衛生環境課(徳之島保健所)・福祉・農業普及課・農村整備・建設の各課代表の若手職員が、日ごろ業務内容などを分かりやすく説明した。
この日のために約半年前かけて作成した『109(とく)の島クイズ集』から、「泉重千代さんは何時代に生まれた人でしょう?」や「徳之島にいるケナガネズミは松の実を食べます。その食べあとはなんと呼ばれている?」などの三択クイズを出題して一喜一憂させるなど交流。児童たちには〝郷土学〟をちょっぴり深化させる総合的な学習の時間ともなった様子。
参観に終始した室屋恵一所長は「初任地に期待と不安を持って赴任したと思う。生き生きと働ける環境づくりが大事。各課で何か一つの事をやり遂げることで、タテ割りではない連携意識も生まれると思う」と話した。