町田酒造、国交大臣表彰

道路愛護活動への長年の功績が称えられ、町田酒造が国土交通大臣表彰を受賞した

花木植栽帯 長年の道路美化活動で

 道路愛護活動について、功績のあった民間団体等に贈られる国土交通大臣表彰をこのほど町田酒造㈱=龍郷町大勝=が受賞し、30日奄美市名瀬の県大島支庁であった伝達式で、中村安久社長に感謝状が贈呈された。同本社付近の国道58号線沿いに、花木の植栽帯を設けるなど、長年の美化活動が評価された。同社は昨年、同じ活動で県知事表彰も受賞している。

 同表彰は、8月の「道路ふれあい月間」に合わせ、道路愛護に関し、長年道路の美化清掃に努め、実績が顕著な民間団体や個人を表彰するもので、今年度、鹿児島県内では2団体に贈られた。

 同社は、本社前を通る国道58号線沿いに面して花壇を設けており、サルビア、パンジー、テッポウユリなどを季節ごとに植え替えながら、清掃も行うなど延長約200㍍に渡り付近の美化活動を長年継続している。

 管理については、週に1~2回ほど、本社で勤める社員36人が交代で草取りを行っているが、時に福祉施設のサポートも得て、花壇の美化強化に努めているという。

 伝達式で、県大島支庁の鎮寺裕人支庁長は「近くを通る際は、季節の花で和ませてもらっている。炎天下での作業など苦労もあるだろうが、今後も模範となるような活動をしていただきたい」と感謝を伝えた。

 受賞について、中村社長は「活動への県からの支援(ふるさと道サポート推進事業)はありがたく、責任も感じている。今後も増加が予想される観光客などに花を見て良かったと思われ、気持ちよく奄美を回ってもらいたい」と抱負を語った。